小数の計算の応用問題。

投稿者: | 2014年11月9日

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基本的な計算はミスが課題だが、できないわけではない。そこは、毎回一定時間計算ドリルをやることで克服できるだろう。

ただ、応用問題にあるとすぐにできないものも多い。まあ、応用問題的なものは今までほとんどやってないもんね。学校の宿題やチャレンジの問題は簡単すぎるんだろうな。

 

例えば次の問題。

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【問題】

ある整数を9で割って、1/10 の位を四捨五入すると9になった。このような整数をすべて答えよ。

 

【解説】

1/10の位を四捨五入すると9になる数のうち、

一番小さいのは8.5。

 

一番大きいのは、ぱっと考えると9.4のようにも思えるけれど…。

じゃあ9.45は? 1/10の位を四捨五入すると9になるよね。

じゃあ9.49は? 9になるよね。

じゃあ9.499は?9になるよね。

だから、

一番大きいのは、9.4999……つまり、9.5未満の数、というわけだ。

 

ということは、

9で割った答えが8.5以上9.5未満になるような整数を求めればいいわけだ。

 

まず、

〇÷9=8.5

〇=8.5×9

〇=76.5

 

次に

□÷9=9.5未満

□=9.5未満×9

=85.5未満

 

よって、

76.5以上85.5未満の整数を書き出してみると、77、78、79、80、81、82、83、84、85。

 

答え.77、78、79、80、81、82、83、84、85

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まず、1/10の位を四捨五入すると9になる数のうち、

一番小さい数と一番大きい数を出す、ということに思い至らないようだ。

求めているものがある範囲にあるというとき、その最小と最大を求めて範囲を確定する、という発想がない。

こういうのも慣れなのかも知れないが、「思いつこうよ」と言う気持ちもなくはない。

しかしそこは言わず。

 

あとは、最大の数が9.4ではなく、9.499…つまり9.5未満という部分

想像通り、最大の数は最初「9.4!」という答えだった。

まあこういう問題が初めてだからね。

説明すれば、「あっ、そうだ。」とわかる。

 

この問題、実は問題集の問題を私が少し簡単にしたものだ。

元の問題は次の通り。

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【問題】

ある整数を37でわって、1/100の位を四捨五入したら9.5になりました。このような整数をすべて求めなさい。

『小学高学年 自由自在問題集 算数』(受験研究社) より。

【解説】

1/100を四捨五入すると9.5になる数で、

一番小さい数は、9.45

一番大きい数は、9.55未満(9.499…)

ということは、

37で割った答えが9.45以上9.55未満になるような整数を求めればいいわけだ。

 

〇÷37=9.45

〇=9.45×37

〇=349.65

 

□÷37=9.55未満

□=9.55未満×37

□=353.35未満

 

よって、

349.65以上353.35未満の整数を書き出してみると、350、351、352、353。

 

答え.350、351、352、353

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簡単な方で理解してみると、こちらは時間がかかったものの、自力でできた。

明日になれば忘れてそうな気はするが…。

まあいいさ。

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